サッカーベトナム代表の新監督にキム・サンシク氏が就任

ベトナムサッカー連盟(VFF)は5月3日正午、サッカーベトナム代表の新監督にキム・サンシク氏が就任したことを正式に発表した。デビュー戦は6月6日のミーディンスタジアムでのフィリピン戦だ。

フィリップ・トルシエ監督の後任となった48歳のキム・サンシク監督は、就任5年間で代表チームレベルのすべてのタイトルを獲得し大成功を収めたパク・ハンソ元代表監督に次いで、ベトナム代表チームを率いる2人目の韓国人監督となる。

キム・サンシク監督は2年契約でベトナム代表とU-23ベトナム代表監督も兼任する。給与は非公開となっているが、キム・サンシク氏の給与はパク・ハンソ氏やトルシエ氏と同じ月額5万~6万ドル程度を受け取ることになると予測されている。

1976年生まれのキム・サンシク監督は、サッカーのキャリアを始めたのは23歳と比較的遅かったが、全北現代モータース、城南一和天馬、光州尚武フェニックスなどの著名な韓国チームで14年間プレーした。キム・サンシク氏の絶頂期は全北がKリーグで3回優勝し、AFCチャンピオンズリーグ決勝に進出した2011年だった。

Photo KFA

キム・サンシク監督は、アルフレッド・リードル氏、エンリケ・カリスト氏、ファルコ・ゲッツ氏、三浦俊也氏、パク・ハンソ氏、トルシエ氏に続き、過去20年間でベトナム代表を率いる7人目の外国人監督となる。キム・サンシク監督の当面の目標は、ベトナムチームをFIFAトップ100に復帰させ、2024年のAFFカップで高い成績を収めることだ。

(情報ソース Thanh Niên

ベトナムの外国人代表監督うち、在任期間が最も長いコーチは指導歴5年のパク・ハンソ氏で、最も短い指導者は1年のトルシエ氏だった。

2002年の日韓ワールドカップでは日本代表を決勝トーナメントに導いた監督で、しばしばサッカー日本代表の試合などでコメンテーターなどを努めるなど、日本では功労者としてのイメージがあるだけに、残念な解任であった。

ベトナムサッカーは、パク・ハンソ元監督の時代にかつてないレベルまで引き上げられた経緯があり、特に監督を兼任したU-23チームが、ベトナム初の決勝となるAFC U-23選手権2018の決勝進出を決めたとき、ホーチミンの町をものすごい数のバイクであふれたのは記憶に新しいところだ。

このようなことから、ベトナムサッカーは韓国人監督と相性が良いのでは思っている人も多いのではないだろうか。キム・サンシク監督にも躍進の期待が高まっていることだろう。

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