5月7日、ディエンビエンフー勝利70周年を記念して、盛大な式典がディエンビエンフー市で開催され、数百人が祝賀会に参加した。
フランスから軍事大臣がゲストで参加
この式典には、ファム・ミン・チン首相、国家大統領代理のボー・ティ・アン・スアン氏、中央組織委員会委員長のチュオン・ティ・マイ氏、国会副議長のチャン・タイン・マン氏らが出席した。海外からのゲストには、ラオスのチャンサモーネ・チャンヤラート副首相兼国防大臣、カンボジアのネス・サボウン副首相、中国の張 慶偉 全国人民代表大会常務委員会副委員長、などの外国代表機関の代表者が参加し、中でも対戦国であった、フランスのセバスチャン・ルコルニュ軍事大臣の参加は注目を集めた。
ファン・ミン・チン首相の演説
チン首相は党と国家を代表して、故ホー・チ・ミン大統領とディエンビエンフー作戦の最高司令官である故ヴォー・グエン・ザップ将軍、そして兵士、英雄的なベトナムの母たち、人民軍の英雄、先駆的な若者、最前線の労働者、戦争傷病者、殉教者の家族、そして五つの国に響き渡った歴史的なディエンビエンフーの勝利に最大限の献身、勇気、犠牲を払ってくれた全国の軍人と国民が、「大陸を飛び越え、地球を震撼させた」と、感謝の意を表明した。
式典に続いて、記念日を祝うために軍事パレードと1万2000人以上が集まった市民軍の行列が行われた。
（情報ソース Vietnam news）ベトナムの近代史の中で最も重要な勝利の一つだったディエンビエンフーの勝利
1953年11月に始まったディエンビエンフーの戦いは、1954年5月7日にベトナムの勝利で幕を閉じた。この勝利はベトナム革命にとって重要な勝利であっただけでなく、世界中で植民地主義の崩壊の始まりであった。
このようなベトナムの戦勝記念の式典のニュースを見ると、大国に勝利し続けた壮絶なベトナの歴史をあらためて振り返るとともに、軍事パレードなどない日本との違いをまざまざと感じる。
来年はサイゴン陥落から50年目となる年だ。今後ベトナムが目指す新たなビジョンも見ることができるのではないだろうか。
