ホーチミン人民委員会庁舎はホーチミンのランドマークである歴史的建造物

ホーチミン1区には、フランス植民地時代の多くの歴史的建造物があります。中でもホーチミン人民委員会庁舎は、1区の中心部にあるフレンチコロニアル様式の建物で、ホーチミン市のランドマークです。観光の定番撮影スポットでもある同庁舎についてご紹介します。

1898年から1908年まで建設されたフレンチコロニアル様式の建築物で、フランスの植民地時代に西コミューン宮殿よばれていました。ベトナムの南北統一以来、ホーチミン市人民委員会、ホーチミン市人民評議会、その他の機関の庁舎となっています。歴史を象徴する存在感と優雅な装飾は建物前の公園にあるホーチミン像とともに観光客に人気の撮影スポットとなっています。

ホーチミン人民委員会庁舎の位置

ホーチミン1区のグエンフエ通りの先端に位置しており、建物前はレタントン通りがはしっています。ベンタイン市場からはレロイ通りを北東に進み、グエンフエ通りの噴水から左手に庁舎が見えます。

マップ

建物の設計は建築家Femand Gardèによるもので、パリ市庁舎からモデル化されました。

建物のファサードデザインはバロックの建築様式で、ロココの装飾が施され、アールヌーボー調の鉄のドアが融合しています。

塔の上部には国旗が掲げられ、その下には丸い時計があります。

建物はコリント式の柱に支えられ、立ち並ぶアーチ型のドアは柔らかい印象を与えています。

塔には3人の女性像があり、これらのレリーフは、フランスを擬人化した女神マリアンヌで、 自由・平等・友愛の価値観を表したものであると考えられています。

真ん中の女性像の脇には2人の子供が猛獣を手懐けているレリーフがあります。

館内は通常一般公開されていませんが、ホーチミン市は、2024年の毎月最終土曜日・日曜日に一般公開を行う計画を発表しています。

一般公開記事 NGƯỜI LAO ĐỘNG

ホーチミンを訪れたら必ずといっていいほど目にするホーチミン人民委員会庁舎。観光客だけでなく地元ベトナム人の人々も、建物をバックに写真撮影をたのしんでいます。

定番の撮影ポイントとなっているのは、庁舎前にある公園のホーチミン像前です。花壇の花もあり、カラフルな写真が撮れるので人気です。

グエンフエ通りとレロイ通りが交差するロータリーには噴水があり、こちらも人気の撮影ポイントです。ハスの花のオブジェに向けて噴水が上がりとても映えます。

建物がひときわ目立つ夜のライトアップもきれいです。

噴水もライトアップされカラフルです。

関連記事