サイゴン中央郵便局はホーチミン中心部にあるコロニアル様式の歴史的建造物

サイゴン中央郵便局はホーチミン1区の中心部にある歴史的建造物で、建物の前にはサイゴン大聖堂があるホーチミン観光のハイライトの一つです。美しいアーチとパステルイエローが特徴的なサイゴン中央郵便局についてご紹介します。

サイゴン中央郵便局は、ホーチミン1区にある郵便局で、コロニアル様式の歴史的建造物であり観光地として有名です。1886年より建設が開始され、当時のフランス領インドシナの郵便・電信施設として1891年に完成しました。鉄骨設計はギュスターヴ・エッフェルが手がけ、パリの当時駅舎であった現在のオルセー美術館をモデルにしたといわれています。現在も通常の郵便・通信業務を行っており、観光地としても有名です。

サイゴン中央郵便局の位置

サイゴン中央郵便局は、ホーチミン1区の中心部にあり、建物の前にはサイゴン大教会があります。

マップ

1860年11月、市内中心部に郵便と通信システムを確立するため、フランス人によって緊急に建物の建設が開始されました。鉄骨設計はギュスターヴ・エッフェル(Alexandre Gustave Eiffel)によるものです。1863年1月13日サイゴン郵便局が完成し、1886年、建築家オーギュスト・ヴィルデュー(Auguste Henri Vildieu)と彼のアシスタントのフールフー(Marie Alfred Foulhoux)の設計によって、サイゴン郵便局は大規模に再建され、1891年にサイゴン郵便局の新しい本部が正式に発足しました。1889年、サイゴン-バンコクの電信通信回線を開設。1894年7月1日、サイゴンは電話システムの使用を開始しました。2014年、建物全体の塗装と修復工事が1975年以来最大の規模で行われました。

建築

建物外部の正面には時計が備え付けられており、月桂樹月桂樹を冠した人物の彫刻があります。

フランスの科学者のネームプレートが設置されています。

Claude CHAPPE (1763-1805) シグナル伝達力の柱を発明したフランスの科学者

Andre-Marie AMPERE (1775-1836) フランスの電気力学の父

内部は、エントランスホールのアーチと内部の長いアーチで構成され、美しい模様が施された柱によって支えられています。

天井はゴシック建築でよく用いられたヴォールト様式です。

幾何学的な美しい文様のあるタイルの床。

歴史的な地図と電話ボックス

高い壁の両側には、2つの歴史的な地図があります。

Saigon et ses environs(サイゴンとその周辺地域 1892年)

Lignes télégraphiques du Sud Vietnam et du Cambodge(南ベトナムとカンボジアの電信線 1936年)

アンティークな電話ボックスがエントランスホールにあります。

アーチの高い天井で、エントランスホールの両脇には電話ボックスや売店があります。

中央部分に売店、右手に郵便受付窓口のカウンターがあります。

正面にはホーチミン大統領の肖像画が飾られています。

美しい装飾のある柱。

中央にあるお土産品や絵葉書の売店。

エントランスの両脇にあるお土産品売り場。

サイゴン中央郵便局は観光地ですが、現在も通常の郵便・通信業務を行っている郵便局です。郵便局からは国際郵便も出すことができますので、家族や友達に絵葉書を出してみてはいかがでしょう。

郵便局中央の売店に絵葉書が売っていますので、気に入ったものを選んでみましょう。値段は30,000ドンくらいです。

住所などは奥に机がありますので、ゆっくり記入できます。

1番窓口が切手売り場です。3番窓口などでも切手を買って発送をお願いできました。切手代は10,500ドン。

エアーメールはだいたい2週間前後で日本に届くでしょう。

住所 02 Công xã Paris, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh 70000

営業時間 7:30 – 18:00(曜日によって若干違う場合があります)

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