修復を行っていたホイアンの日本橋（来遠橋）の工事が完了した。クアンナム省文化スポーツ観光局長のグエン・タン・ホン氏は、ホイアンの日本橋の修復は、古都ホイアンの特別国家遺跡群の保存とともに、観光客に最高のサービスを提供するためでもあると語った。
日本橋の修復は緊急の課題
クアンナム省文化スポーツ観光局長のグエン・タン・ホン氏は、日本橋の修復を決定する前は、ひどく劣化しており、専門家は橋を早急に修復されなければ、来たる雨季に完全に崩壊する恐れがあると判断したことを語った。
来遠橋〜通称・日本橋は、古都ホイアンの特別国家遺跡群の象徴的な建築物であり、多くの観光客が訪れる人気の記念撮影スポットで、日本橋のような特別な建造物が倒壊すれば、観光業に大きな影響を及ぼし、歴史的、文化的、建築的に価値の高い遺産を失うことになる。
ホン氏は、建造物を保存するため、また観光客に最高のサービスを提供するために、日本橋の修復が急務であると強調した。そのため、省人民委員会、文化スポーツ観光省は、1年半以内にカウパゴダを修復するため、日本の専門家と連携した組織の形成を承認した。
持続可能な観光開発のための修復
修復により日本橋の古代の特徴が失われた後のさまざまな反応について、ホン氏は次のように語った。
「修復が始まったばかりの頃は、訪問者は古代の特徴を見なかったかもしれませんが、中部地方で数年雨と洪水が続いた後、橋は苔と静かな時間の痕跡を取り戻すでしょう。苔は人間が作り出すことのできない時間の痕跡です。建物を元の状態に修復することしかできず、残りはすべて時間に任せるしかありません。」
「修復プロセスを通じて、来遠橋は文化的、歴史的、建築的価値を依然として保持しており、これは持続可能で長期的な観光開発にとって好ましい条件です。」
「修復後の来遠橋は、古都ホイアンの特別国定記念物群の美しいシンボルとして、記念写真を撮る観光客のために、また、科学研究の愛好家や、ユニークな建築物、寺院の歴史について学んだりする人々を惹きつけています。地元政府とクアンナム省文化スポーツ観光局は常に多くの観光客を誘致し、人々を惹きつける印象的で愛される場所を作ろうとしています。さらに、観光客に最高のサービスを提供する施設も確保しなければなりません」とホン氏は語った。
日本橋の修復作業は完了しており、第20回ホイアン日本祭り2024の一環として、2024年8月3日に除幕式が行われる予定だ。
（情報ソース Tien Phong）