15個のファンキーボールを吸入した10代の少女が麻痺

フートー省総合病院は金曜日、16歳の少女が3日間にわたって15個のファンキーボールといわれる亜酸化窒素ボール(N2Oバルーン)を吸入した後、麻痺し、入院したと発表した。

北部ビンフック省出身の患者は、亜酸化窒素ボールを15個使用した後、上肢の脱力と下肢の麻痺を感じて入院し、歩くこともできなくなった。

10日間の治療後、患者の臨床症状は改善し、歩行と移動能力を取り戻し、しびれが軽減し、筋力が向上した。患者は現在安定しており、外来治療を続けて退院した。

患者の病歴によると、患者は健康であったが、入院時、亜酸化窒素乱用による亜急性末梢神経損傷と診断され、医師らは神経伝導促進剤と高用量のビタミンB12による治療を処方した。

フート省総合病院神経・筋骨格科長のレ・ティ・ビック・ティ氏は、亜酸化窒素(N2O)を長期間吸入すると、ビタミンB12の不活性化により亜急性神経変性を引き起こし、回復不能な長期的神経損傷を引き起こす可能性があると説明した。

したがって、四肢すべてにしびれや知覚異常の症状がある患者の場合、正確な診断を受け、患者の運動機能の回復を最大限にするために、N2O乱用の履歴を徹底的に調査し、包括的な臨床検査と準臨床検査、特に頸椎MRIと神経伝導検査を行うことが重要だ。

またティ氏は、N2Oは一時的な多幸感を引き起こす可能性があるが、使用者の健康に有害な影響を与えると警告した。これらの覚醒剤は乱用や依存のリスクを伴い、深刻な神経系、心臓血管系、脳系の問題を引き起こし、場合によっては死に至ることもある。

(情報ソース Việt Nam News

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