ホーチミン7区のフーミーフンは大型ショッピングモールや日本人学校のある高級ニュータウン

ホーチミン市の南に位置する7区には、フーミーフンという富裕層や外国人が居住する東南アジア最大級の高級ニュータウンがあります。大型ショッピングモール、コンベンションセンターなどの施設や、ホーチミン日本人学校があることで、日本人居住区としても知られています。美しい景観を持つこの緑豊かなニュータウンについてご紹介します。

フーミーフンは、大手デベロッパーのフーミーフンによって開発された高級ニュータウンです。都市景観やインフラが整備された高い完成度のこの街には、クレセントモールなどのあるショッピングゾーンや、高級コンドミニアムのスカイガーデン、ミッドタウンがある不動産エリア、大規模な見本市などが開催されるコンベンションセンターなどがあります。また、ホーチミン日本人学校があることから、日本人駐在員家族の住む日本人居住エリアとしても知られています。

概要

開発面積:409ha

住居数:約16,000世帯

居住人口:約40,000人

居住外国人:外国人の中で最も多いのが韓国人。日本人の居住者も多い。

フーミーフン(Phú Mỹ Hưng)は、台湾のCentral Trading & Development Group(CT&D)と、ホーチミン市に本拠を置くTan Thuan Industrial Promotion Corporation(IPC)の共同出資による合弁事業で、1993年にベトナム政府より投資ライセンスを取得しました。現在、ベトナムでは大手デベロッパーとして認知されており、都市開発の成功と、ブランディング戦略で高い評価を得ています。フーミーフンエリアでは緑豊かな高級住宅エリアを開発し、その規模は3,700ヘクタールにおよびます。

ホーチミン7地区と南サイゴン地域を通る幹線道路であるNguyễn Văn Linh Boulevard沿いにあり、3,300ヘクタールの広さがあります。

7区のマップ

クレセントモール

クレセントモールは、バングエット湖のそばにある大型ショッピングモールで、サービスアパートメントのクレセントレジデンスや、オフィスが一体化しています。お買い物だけでなく、夜はアンサオ橋(スターライトブリッジ)が、ライトアップされ、デートスポットとして有名です。

スカイガーデンエリア

大型コンドミニアムのスカイガーデンがあるエリアで、居住者は韓国人が6割を占めています。そのため、韓国系のお店などが多く、韓国人街のブイバンドン通りにアクセスしています。

Vivoシティ(SC Vivo City)

スカイガーデンエリアに近いロケーションの大型ショッピングモールで、アパレル、飲食などがあり、ユニクロも入居しています。

ブイバンドン通り(Bui Bang Doan)

7区で最も韓国色の強いエリアで、韓国料理や韓国系のショップなどが立ち並ぶコリアンタウンです。

ミッドタウンエリア

Cam川沿いにある不動産プロジェクトで、フーミーフンが日本の大和ハウス、野村不動産、住友林業と合弁で開発した物件が立ち並ぶエリアです。ホーチミン日本人学校がこの区画にあるため、ホーチミン在住の日本人駐在員に注目されているエリアです。

ホーチミン日本人学校

ミッドタウンエリアにある日本人学校で、小学部・中学部がある私立の在外教育施設で、日本の文部科学省が定める「学習指導要領」に基づいた教育課程を編成しています。豊かな国際感覚を身につけた日本人を育成するために、小学部1年生から中学部3年生まで、ネイティブスピーカーによる英会話学習が行われています。

Saigon Exhibition & Convention Cente(SECC)

SECCは、国際見本市などの大きなイベントが開催されるコンベンションセンターです。9000平米のイベントホールが2つと、大小の会議にあわせたカンファレンスホールを多数有しています。

パラゴン

西洋建築の外観のパラゴンには、KPMGなどの有名企業が入居しています。

日本の大手デベロッパーが参入した大型プロジェクトがあり、日本人学校もあるフーミーフンは、家族帯同でホーチミンに赴任してくる日本人駐在員に注目のエリアです。大型ショッピングモールもあり、運河や湖のそばにあるリゾートスタイルも好印象です。今後更に開発が進み、人気が高まることが予想されます。