ベトナムは世界第3位の米輸入国
USDA(米国農務省)は、2024年にベトナムが過去最高の860万トンの米を輸出できると予測しているが、その一方でベトナムの米輸入量は過去最高の290万トンで世界第3位となっている。
USDAは9月の市場最新レポートで、2024年にベトナムが860万トンの米を輸出すると予測しており、これは前回の予測より30万トンの増加となる。この数字は、2023年のベトナムの米輸出実績である810万トンより50万トン多く、その理由として、インドネシアやフィリピンなどの重要な市場からの需要が高いためだ。
しかし、逆に言えば、記録的な輸出量を達成するために、ベトナムは史上最多の米を輸入し、世界第3位の米輸入国になりつつある。
USDAのデータによると、上記の記録的な米輸出量を達成するには、ベトナムは2024年通年の米輸入量を260万トン(以前の予測)から290万トンに増やす必要がある。ベトナムは、フィリピン(470万トン)、インドネシア(380万トン)に次ぐ世界第3位の米輸入国となる。
ベトナム農業農村開発省が発表したデータによると、2024年の9か月間でベトナムは10億ドル近くの米を輸入した。しかし、ベトナムは依然として米余剰で、最大37億ドルに達する。
インドが倉庫を開設した後、他国の5%米の価格は1トンあたり500ドル未満に下落したが、ベトナムの同じグレードの米は依然として世界最高水準を維持しており、他国との差は50ドルである。
ベトナム食品協会(VFA)の最新情報によると、最も急激な下落はパキスタンの5%米シートのわずか481ドル/トンで、アジア市場の4つの主要な米供給国の中で最も低い。さらに、インド米も最低価格の488ドル/トンに比べて2ドル下落した。
注目すべきは、タイ米も1トン当たり497ドルまで下落したことだ。一方、ベトナム米は依然として1トン当たり537ドルの水準を維持しており、パキスタン米より56ドル高く、タイ米より1トン当たり40ドル高い。
(情報ソース Thanh Niên)