
石破首相がハノイに到着し3日間の訪問を開始
石破茂首相夫妻は、日本の高官代表団と共に、4月27日から29日までの3日間の公式訪問のため、日曜日にベトナムに到着した。
日本は現在、ベトナムの主要経済パートナーであるため、投資環境の改善、サプライチェーンの連結性促進、両国の製品市場へのアクセス拡大といった課題に特に重点が置かれる予定だ。
ベトナムのファム・ミン・チン首相夫妻の招待による今回の訪問は、石破首相の就任後初のベトナム訪問となる。また、2023年11月に両国関係が外交関係樹立50周年を迎え、「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされて以来、日本の首相によるベトナム公式訪問も初めてとなる。
ハノイ市のノイバイ国際空港で、ブイ・タン・ソン副首相兼外務大臣、グエン・ミン・ヴー外務常任副大臣、そしてファム・クアン・ヒエウ駐日ベトナム大使が迎えた。
伊藤直樹駐ベトナム大使は、日本政府首脳のベトナム訪問について報道陣に説明し、今回の訪問は、現在世界経済成長の中心であり、戦略的に重要な地域である東南アジアとの関係強化を目的としていると述べた。東南アジア、特にベトナムとの関係強化は、日本の最重要外交課題の一つである。
日本政府は、今回の訪問が石破総理にとって、ベトナム首脳との個人的な信頼関係を一層深めるとともに、防衛・安全保障、経済協力、地域・国際社会の課題への対応といった分野における二国間協力を再確認する機会となることを期待している。
駐日ベトナム大使ファム・クアン・ヒエウ氏によると、今回の訪問中、両国首脳は戦略的協力分野について深い議論を行う予定で、日本は、ベトナムが制度、インフラ、人材の3つの戦略的ブレークスルーを達成できるよう、引き続き支援し、ベトナムの工業化と近代化を支援していき、経済、貿易、投資協力は、引き続き二国間関係の中核を成すものとなる。
両国は、ベトナム産ザボンと日本産ブドウの市場アクセスの迅速化に努めるとともに、ベトナム産パッションフルーツや日本産桃といった他の果物や農産物の市場開放の可能性についても協議している。さらに、両国は変化する状況に合わせて、新たな協力の柱を模索していく。
(情報ソース Việt Nam News)