
タンロン水上人形劇団が日本で特別公演を開催
タンロン水上人形劇団は、日本で開催されるベトナムフェスティバルの一環として、2つの水上人形劇団を日本の各都市に派遣し、公演を行う。
同劇場によると、これは単なる芸術巡回ではなく、文化交流とベトナムの伝統人形劇の真髄を国際的な友人たちに伝える特別な旅でもあるようだ。
今回の公演巡回公演のハイライトは、ベトナムと日本の友好関係を称える特別な芸術プログラムだ。芸術監督のチャン・タン・ヒエン功労芸術家、脚本家のタン・フオン氏、演出家のタン・トゥン功労芸術家、振付家のカン・トアン功労芸術家といった一流アーティストたちが、精巧に演出した。
このプログラムは、音楽と舞踊を巧みに融合させた伝統的な人形劇で、二部に分かれている。
第一部では、タンロン人形劇のブランドを確立する独自のパフォーマンスを披露する水上人形劇を、第二部では伝統的な音楽と舞踊の総合的なショーを披露。
劇場のディレクターである功労芸術家チャン・タン・ヒエン氏は、この公演はベトナムと日本の絆と友好関係を深めることを目的としていると述べた。
また、ベトナムの民族文化とハノイ市のイメージを海外の友人に紹介することで、国民芸術の発展を促進することにも貢献しており、劇場関係者は、このツアーが特に多くの日本人観光客をベトナム、特にハノイに呼び込むことに期待が持たれる。
劇団の一つは「日越経済協力・文化交流フォーラム」の一環として北海道で公演を行う予定となっており、両劇団は、5月31日から6月1日まで代々木公園で開催される第17回ベトナム・フェスティバル・イン・ジャパンに参加するために東京で合流し、ベトナムの人形劇は6月3日まで日本で上演される。
タンロン水上人形劇団が今年のフェスティバルに参加することは、ベトナムのアイデンティティを体現し、両国の文化を繋ぐ芸術的なハイライトとなる。
ベトナム・フェスティバル・イン・ジャパン
2008年に始まったベトナム・フェスティバル・イン・東京は、文化、経済、観光、人材育成といった分野における両国の架け橋として、主要な文化交流イベントとなっている。
今月東京で行われたイベント発表の記者会見で、組織委員会共同議長を務めるファム・クアン・ヒエウ駐日ベトナム大使は、過去17年間にわたり、このフェスティバルは文化交流の象徴となり、日本の友人や在日ベトナム人コミュニティが毎年心待ちにしているものだと述べた。
大使は、このフェスティバルは海外在住のベトナム人にとって自らのルーツを再確認する機会であるだけでなく、「ベトナム文化を日本の人々に近づける重要な架け橋となっている」と強調した。
大使は特に、両国の「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」における重要な柱として、人的交流の役割を強調。
今年のプログラムでは、水上人形劇に加え、若手ベトナム人アーティストによるパフォーマンス、アオザイ(ベトナムの伝統的な長袖衣装)のショーケース、そして本格的なベトナム料理の展示が予定されている。
組織委員会の共同議長を務める青柳陽一郎衆議院議員は、このフェスティバルを日本における最大のベトナム文化イベントと評した。
青柳氏は、経済、観光、文化、人的交流など、複数の分野にわたる二国間関係の更なる深化に向けた包括的なプラットフォームとしての役割が拡大していることを強調した。
主催者は、2日間のフェスティバル期間中、約130のブース出展と約18万人の来場者を見込んでいる。
(情報ソース Việt Nam News)