ベトナムが米国によるイラン核施設への攻撃を強く非難

6月22日、ベトナム外務省のファム・トゥ・ハン報道官は、記者の質問に対し、6月22日未明(ベトナム時間)の、米国によるイラン核施設への攻撃に対するベトナムの対応について回答し、ベトナムは中東における紛争の複雑化と激化が深刻な状況に深刻な懸念を抱いており、民間人の生命と安全、地域および世界の平和と安定が深刻な脅威にさらされていると述べた。

「ベトナムは関係各国に対し、核施設への攻撃を含む軍事行動を即時停止し、交渉努力を継続し、国際法、特に国連憲章に基づき、各国の主権と領土保全、国際人道法、国際原子力機関(IAEA)の規則を尊重しつつ、平和的手段によって意見の相違を解決するよう求める。」とハン氏は強調した。

イラン国営通信社ファルス通信とイラン通信(イラン国営通信社)が6月22日に報じたところによると、コム地域危機管理センターの報道官は「数時間前、コム防空システムを起動し敵の標的を特定した後、フォルドゥ原子力発電所周辺地域の一部が敵空軍の攻撃を受けた。」と述べた。

イランのエスファハーン州治安担当副知事も、イラン中部のエスファハーンとナタンズの2つの施設も攻撃されたことを確認した。イラン当局者は、「敵に対処するため」防空システムを作動させたと述べた。

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、イランの核施設への米国の攻撃を「既に危機に瀕している地域における危険なエスカレーションだ」と述べた。

(米国のイラン核施設への攻撃)

6月22日朝(米国時間21日夜)、ドナルド・トランプ米大統領は、米軍がイランの主要核施設3カ所(フォルドゥ、ナタンズ、エスファハーン)に対し、強力かつ精密な攻撃を実施したと発表した。

イランメディアは、イラン当局者の発言を引用し、エスファハーン、ナタンズ、フォルドゥの核施設が攻撃を受けたと報じた。

(情報ソース Thanh Niên

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