ベトナムコーヒーの伝統的市場シェアが増加

伝統的市場へのコーヒー輸出売上高が、今年初めから急増している。

ベトナムは、2024年の最初の7ヶ月間に964,000トンのコーヒーを輸出し、その価値は35億4,000万米ドル近くに達したと推定されている。これは、昨年同時期と比較して、量では13.8%減少しているが、金額では30.9%の増加となった。

今年第2四半期の多くの伝統的市場への売上高は、イタリアを除き、前年比で増加している。

アラビカコーヒーを除き、大半のコーヒー品種の輸出売上高は、今年第2四半期に第1四半期と比較して減少しているが、昨年第2四半期と比較すると、コーヒー品種の輸出売上高は増加となっており、コーヒー品種の輸出高は、前年同期比で2桁から3桁に急増した。

商工省傘下の対外貿易庁とベトナム商工情報センターは、ベトナムのコーヒー輸出は供給不足のため第3四半期の残り数か月で減少すると予測している。供給は2024~2025年のコーヒー収穫が始まる10月まで増加しない。

農業農村開発省の統計によると、2023~2024年のコーヒー生産量は147万トンと推定されており、これは4年ぶりの低水準で、2022~2023年の生産量に比べて20%減少している。

2024~2025年のコーヒー生産量は、天候不順により引き続き減少すると予測されており、前年から持ち越した在庫を除くと、ベトナムは今から9月までに輸出できる量は約20万トンしか残っていない。

しかし、価格面ではベトナムのコーヒー業界は恩恵を受けるだろう。ブルームバーグは、ベトナムからの供給不足への懸念から、世界のロブスタコーヒーの価格は長期にわたって力強い上昇傾向で変動すると報じた。

国際コーヒー機関(ICO)によると、2040年までに世界ではロブスタコーヒーが最大3,500万袋(1袋60kg)不足する可能性があると予想している。

(情報ソース Việt Nam News

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