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ベトナムで最も売れている日本車ブランドのハイブリッドモデル

市場の回復を受け、ハイブリッドカーのライン全体が成長を取り戻している。ベトナム人が選ぶハイブリッド車の中で最も人気があるのは、日本車ブランドのハイブリッドモデルだ。

ベトナムの自動車市場が徐々に回復しており、電気自動車とともに、ガソリンエンジンシステムと電気モーターを組み合わせたハイブリッドカー全般の消費も、成長率を取り戻した。日本ブランドのハイブリッドカーは依然として優勢ではあるが、2024年7月のランキングは波乱があった。

販売が困難な多くのガソリン車やディーゼル車モデルとは対照的に、トヨタイノーバクロス2.0 HEV、カローラクロス1.8 HEV、ホンダCR-V e:HEVなど、ベトナムの一部の車種のハイブリッドバージョンは品薄だ。トヨタの一部ディーラーは、市場はまだ厳しい時期にあるものの、ハイブリッド車は顧客に非常に人気があり、イノーバ クロス、ヤリスクロスなどのハイブリッド バージョンは販売台数が足りないと述べている。

ハイブリッド車の販売は、全体的に伸びはあるものの、実際にはブレイクスルーには至っていない。ベトナム自動車工業会 (VAMA) が発表した販売データによると、2024 年 7 月、VAMA 会員によるあらゆる種類の自動車の販売台数は、あらゆる種類の合計で 28,920 台に達し、そのうち、電気モーターを組み合わせたガソリン エンジン システムを使用するハイブリッド車 (マイルド ハイブリッド、プラグイン ハイブリッド、ハイブリッドを含む) は 695 台である。

2024年6月と比較すると、2024年7月のハイブリッド車の販売台数は 119 台増加しており、これは17.2% に相当する。この数字は、内燃機関や電気自動車(主にタクシー事業者に販売)の台数と比較するとまだかなり少ないが、ハイブリッド車が徐々に増加し、ベトナムの自動車消費者にとって、ますます身近なものになりつつあることも示している。

地域別に見ると、ベトナムのハイブリッド車市場は南部の省と都市が409台で58.85%を占めており、北部は197台で28.35%、中部地域は2024年7月に89台が販売され、12.81%ほどにとどまった。

ベトナムで販売されているハイブリッド車の中で、2024年7月にホンダCR-V e:HEVは2024年6月と比較して販売台数が150台増加し、スズキ・エルティガ・ハイブリッド(わずか19台)を抜いてトップの座に上り詰めた。

一方、品不足により、2024年7月のトヨタのハイブリッド車バージョンの成長の勢いはやや抑制されたかたちとなり、トヨタ・ヤリス・クロスHEVは7月のトヨタのベストセラーハイブリッドモデルだが、こちらも157台にとどまった。残りのモデルには、トヨタ・カローラ・クロス1.8HEV(97台)、トヨタ・イノーバ・クロス2.0HEV(86台)、トヨタ・カローラ・アルティス1.8HEV(38台)、トヨタ・カムリ2.5HV(24台)などがある。

起亜ソレントHEV/PHEVとトヨタ・アルファードHEVは、2024年7月にわずか2台しか売れなかったため、最も選り好みが激しい車種といえる。一方、ヒュンダイ、メルセデス・ベンツは、ハイブリッド車の販売について詳細を発表しなかった。ベトナムの顧客の歓迎を受け、近い将来、ベトナムではハイブリッド車のラインアップが引き続き発展し、多様化することが予想される。

(情報ソース Thanh Niên

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