ドンナイ省に、総工費160億米ドルを投じて8,100ヘクタールの自由貿易地区を建設する計画が進められている。このプロジェクトは、ロンタン空港に隣接する戦略的な立地を活かし、地域経済の活性化を図るものだ。
6月27日、ドンナイ省人民委員会は、ドンナイ省自由貿易地区に関するセミナー「新時代の成長ダイナミクス ― ロンタン空港とともに飛躍する」を開催した。
このセミナーは、専門家、科学者、団体、企業、そして省の社会経済諮問委員会などから意見を聴取し、ドンナイ省人民委員会が首相への承認申請に向けて建設を進めている自由貿易地区設立プロジェクトの推進に貢献することを目的としている。
建設中のプロジェクトによると、ドンナイ省自由貿易区の総面積は8,100ヘクタールを超え、総投資額は約160億米ドルである。ただし、これは各地域の投資レベルや開発内容にも左右され、これらの費用は、技術要件、具体的な開発規模、プロジェクトの実施状況に応じて変動する可能性がある。
自由貿易区には4つの主要機能エリアがあり、6つの地域にまたがっている。バウカン・タンヒエップ工業団地の土地（面積2,627ヘクタール）、スアンクエ・ソンニャン工業団地の土地（面積3,595ヘクタール）、フックアン港湾地区の土地（面積364ヘクタール）、ロンタン県ロンドゥック村とアンフック村の土地（面積119ヘクタール）、ロンタン県ロックアン村の土地（面積300ヘクタール）だ。
ドンナイ省人民委員会は、自由貿易区は多くの国が構築しているモデルであり、優れたメカニズムや政策を特定の地域に適用することで、政策の効果を効果的に検証・評価し、より大規模な地域への適用を検討する上でのモデルとなると述べた。
自由貿易区は、戦略的な立地、貿易関係、生産コスト、人的資源、輸送、そして特に重要な魅力的な投資・ビジネス環境といった利点を活用するために設立された。
ドンナイ省は、この地域における戦略的な地理的条件により、自由貿易区の開発に大きな利点を有している。特に、南部の主要経済地域の中心に位置し、東南アジアだけでなく、国全体の社会経済発展において戦略的な役割を果たしている。
ホーチミン市に隣接し、ビンズオン、バリア・ブンタウ、ラムドンとつながっているドンナイ省は、工業中心地と中部高原を結ぶ重要な架け橋であるとともに、国際貿易の玄関口とみなされており、ロンタン空港やフックアン港の利点を生かし、物流産業、国際貿易、ハイテク製品の輸出、科学研究、創造的革新の発展を促進することで、商品と人の大規模な収束が可能な地域となっている。
（情報ソース Thanh Niên）
