ハロン湾でクルーズ船が転覆し34人の遺体発見

7月19日午後10時30分頃、クアンニン省の治安部隊は、ハロン湾でクルーズ船が転覆した際に10人を救助し、34人の遺体を発見した。

グリーンベイ5クルーズ船QN-7105号は、7月19日午後3時30分頃、ルート2でハロン湾を訪れる乗客を乗せるため、ハロン国際旅客港（クアンニン省バイチャイ区）を出港後、クルーズ船はダウゴ洞窟付近に到着したが、湾内で突然竜巻が発生し転覆した。

事故発生直後、クアンニン省人民委員会は治安部隊に対し、行方不明者の捜索を緊急に行うとともに、事故原因の調査と遺族への謁見を手配するよう指示した。

海軍は、捜索救助活動の調整のため、第170旅団（第1管区）所属の984、968、285番艦、第1163、1606番艦、そして第22ハロン集団（海軍政治局）所属の医療船を現場に派遣。

第126海軍特殊部隊旅団も、将兵21名を救助活動に参加させた。第170旅団は、ハロン国際旅客港に救急車と医師を配置し、応急処置と上陸した負傷者の受け入れ態勢を整えた。

当局は同日、車両登録名から、ドアン・ヴァン・チン氏（クアンニン省在住）と特定した。事故当時、船には乗組員3名と乗客48名を含む51名が乗船しており、全員がハノイ市カウザイ区在住であった。

クアンニン省当局は、事故原因の調査と捜索を続けており、警察関係者数百人が残りの犠牲者の捜索に奔走している。