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ロブスタ種が5営業日連続で上昇しベトナムコーヒーは日本での市場シェアを縮小

本日のコーヒー価格は、ロブスタ種が引き続き上昇する一方、アラビカ種は2営業日目に下落した。

昨晩の取引終了、8月27日早朝(ベトナム時間)、ロンドン・英国取引所のロブスタコーヒー価格は3営業日連続で上昇。2025年11月の取引期限時点で40米ドル/トン上昇の4,690米ドル/トンとなり、同取引所における5営業日連続の上昇となった。

今期のロブスタコーヒーのフロア価格は合計5営業日で623米ドル/トンまで上昇し、5,000米ドル/トンに迫っている。

短期的には、2025年9月時点で、ロブスタ価格は20米ドル/トン上昇し、4,886米ドル/トンまで上昇の見込みだ。ニューヨーク・米国間フロアのアラビカコーヒー価格は1トンあたり130米ドル下落し、8,470米ドルとなった。

国内市場におけるコーヒー価格は、現在、バケット仕入れ価格の122,000ドン/kgから再び上昇すると予想されている。一部の代理店は、水分基準15%以下、不純物1%、黒砕2%、茶砕9%の条件で123,000ドン/kgの価格を提示している。

ロブスタコーヒーの価格上昇はコーヒー生産者にとって朗報ではあるが、ブラジルが今年のシーズンであることから、投機筋の介入による価格上昇への懸念も高まっている。

ブラジル産ロブスタコーヒー(別名コニロン)は、ベトナムの生産量(約2,900万~3,000万袋)とほぼ同量の最大2,500万袋を収穫しましたが、これは品不足によるものではなく、一時的に供給が滞っている状況だ。

ベトナム産ロブスタコーヒーの価格上昇は朗報だが、市場を失うリスクも潜んでいる。

日本税関の統計によると、2025年の最初の6か月間で、日本は19万1000トンのコーヒーを輸入し、その金額は約12億6000万米ドルに達した。これは、価格上昇の影響で、2024年の同時期と比較して、数量では4.3%減少したものの、金額では48.9%増加した。

ベトナムは、上記の期間中、日本にとってブラジルに次ぐ第2位のコーヒー供給国であったが、2024年上半期の市場シェアは32.8%から27.7%に減少した。

今年の上半期、日本はベトナムから52,900トンのコーヒーを輸入しており、これは前年比19%減で、平均単価は5,772米ドル/トンと前年比67.5%上昇している。一方、一般市場ではコーヒー価格が55.5%上昇した。

(情報ソース NGƯỜI LAO ĐỘNG

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