ドンナイ省で500人以上が食中毒を起こす事件発生

ドンナイ省で500人以上が集団食中毒を起こす事件が発生した。4~5日の時点で、ロンカイン市におけるパンを食べた後の中毒症例数は555件で、このうち5人は重症の小児患者だった。

ドンナイ保健省のレ・クアン・チュン局長は4日と5日、ロンカイン市で500人以上がパンを食べて食中毒を起こした事件に関連し、重篤な3人の血液サンプル検査の結果、罹患した子供たちは大腸菌感染症を患っていることが判明したことを発表した。

ロンカイン市でのパンを食べた後の中毒事件は4~5日の時点で555件となっている。現在、ドンナイ小児病院では5人の重症児の治療が行われており、そのうち3人は比較的安定していが、残りの2人については、ロンカイン地域総合病院での救急処置中に小児が心停止段階に陥ったため、予後が良好な症例が1例、予後が不良の症例が1例となっている。

省警察​​次長グエン・マン・トアン大佐は、省警察はロンカイン市警察や専門部署に対し、当局と連携して食料を追跡し、各組織と協力してアイスベーカリーに食料源を提供するよう指示することに重点を置いていると述べた。

(情報ソース NGƯỜI LAO ĐỘNG

現在雨季前のベトナムでは、日中は灼熱のような日も多い。露天などを見ると、日本人の感覚からすれば大丈夫なのかというような食品の管理状態であるが、住んでいると気にしなくなってくるものである。保存状態が基本的に常温のベトナムでは、あらゆる食品にリスクはあるものの、今回のように食中毒の原因が一般的に食べられているバインミーであったのは驚きだった。確かにバインミーは、パテなど冷蔵保存していても注意が必要な食材を使うものもある。抵抗力のない子供が毒力の強い大腸菌に感染するとかなり重症となる。早期の回復を願うばかりだ。

関連記事