ハノイのカウザイ地区で火災が発生し14人死亡3人負傷

5月24日の早朝、ハノイのカウザイ地区の建物で火災が発生し、14人が死亡、3人が負傷した。

火災はチュンキン通りの5階建て住宅で午前12時30分頃に発生した。現在、3人は交通病院で治療を受けている。1人は高齢の住人で、重体。他の2人は容態が安定している。

カウザイ地区警察によると、火は急速に広がり、建物全体が濃い黒煙に包まれた。建物に閉じ込められた4人は、窓を割って1階によじ登り、なんとか脱出した。

消防士らが現場に急行したが、建物の位置がチュンキン通りから約200メートル離れていたため、トラックが近づくことができず、消火のためにホースを路地に引き込まなければならなかった。

家は庭を含めて約100平方メートルで、賃貸用の部屋が12室。建物の所有者である夫婦は1階の2部屋に住んでいる。そこには1つの家族7人が住んでおり、他に17人が部屋を借りる登録がされているとみられる。死者の身元と年齢はまだ公表されていない。

火災により、1階に保管されていたバイク、自転車、電動自転車が焼失し、庭を覆っていた鉄骨と波形鉄板の屋根が崩壊した。午前4時までに火は完全に消し止められたが、チュンキン通りは数時間閉鎖されたままだった。

公安副大臣のグエン・ヴァン・ロン中将とチャン・クオック・トー上級中将が現場を視察。ハノイ人民委員会のトラン・シー・タン委員長は、部隊に火災の原因を調査し、被害を評価し、必要な措置を講じるよう指示したと述べた。