• HOME
  • 記事
  • ホンダスーパーカブ50の最初のバージョンが日本から輸入される

ホンダスーパーカブ50の最初のバージョンが日本から輸入される

ホンダスーパーカブ50の最初のバージョンが日本から輸入される

最近、ホーチミン市の民間企業に日本から輸入されたスーパーカブ50が入荷した。近年は110〜125ccエンジンを搭載したモデルと比較して、需要が減っており、すっかり見ることが少なくなったスーパーカブ50だが、根強いファンはいるようだ。

運転免許証がなくても乗れるスーパーカブ50の全体的なデザインは、カブ110と同じだ。ヘッドライトなどは、過去のスーパーカブから受け継いだシンプルでクラシックなデザインとなっている。すべてのライトは丸く、テールライトは長方形で、ストロークは前から後ろまで曲線を描いている。

実容量49立方センチメートルの4ストローク、単気筒、空冷エンジン、電子燃料噴射Fiを備えています。110ccバージョンと比較すると、50ccバージョンのパワーとトルクはそれぞれ3.7馬力と3.8Nmと低くなっています。バージョン110は8馬力、8.8Nmです。

ホンダによると、スーパーカブ50は、人だけ乗せる場合、時速30キロの安定した速度で走った場合、1リットルのガソリンで約105キロ走行できるそうだ。つまり、燃料消費量はわずか1リットルで100キロ走ることができるのだ。

運転免許証なしで運転可能な50ccバイクを運転する学生、または子供を学校に送る主婦などに向けたKymcoや、SYMなどのバイクは、3000万ドン未満で販売されている。

しかし、日本から輸入されたスーパーカブ50の販売価格は、供給量が少ない上、輸入税が高く、そして歴史的価値が高いため、ベトナムでは非常に高くなっており、多くの場合は、経済的に豊かノスタルジックな価値を愛する収集家などが購買層となっている。

(情報ソース VnExpress

ベトナムでバイクといえばホンダのスーパーカブというくらい、ホンダのスーパーカブはベトナムではステイタスであった。

ホンダのサイトの、スーパーカブの歴史に関する記述を見ていると、ベトナムにホンダのカブが輸入され始めたのは、南ベトナム時代まで遡る。

当時南ベトナム政府に加担してベトナム戦争に介入していたアメリカ軍が、南ベトナム政府への経済援助のひとつとして2万台のスーパーカブを購入したのだそうだ。

そしてなんと、1967年から69年までの3年間で、約75万台のホンダ二輪が南ベトナムに輸出され、そのほとんどがスーパーカブだった。

現在のベトナムでは、バイクに取って代わる勢いで車社会になりつつあるが、それでもベトナム名物ともいえる道路に密集したおびただしい数のバイクが走る景色は健在だ。バイクのモデルも最新のものも増えているが、やはりホンダのカブモデルがベトナムの町にはしっくりくる。

関連記事