6月23日、モデルでファッションデザイナーのチャウ・ブイは、ホーチミン3区にある有名スタジオのトイレで、盗撮されていたことが発覚し、衝撃を受けた。容疑者は特定されており、すぐに当局に通報された。
SNS に220万人のフォロワーを持つモデルのチャウ・ブイは、隠しカメラの盗撮被害にあったという記事を投稿した。彼女は、隠しカメラの被害者となった少女たちのプライベート動画がネット上で広く拡散されているのを見るたびに、被害に遭った少女たちに同情し、自分がそのような状況に陥ったらどれほど混乱するかを常に考え、注意していた。「でも、10年間働いてきて初めて、私自身が被害者になったんです」と彼女は語った。
事の次第は以下の通りだった。
6月23日の午後、チャウ・ブイと彼女のチームはホーチミン市3区の有名なスタジオでブランドの試着を行った。チャウ・ブイが到着する前に、制作側は着替えに使える部屋をチェックしたが、スタジオにはカメラがたくさんあったため、一番目立たない安全な場所としてトイレが試着室に選ばれた。
チャウ・ブイは、ここは以前も何度も利用したスタジオなので安心しており、トイレに入ると、チャウ・ブイ自身も壁や鏡（隠しカメラをよく仕込んでいる場所）をチェックしたが、何も異常は見られなかったため、着替えを始めた。
部屋で着替えて30分ほど経った後、彼女がトイレの隅にある鉄の棒に偶然目をやると、白い布の下から黒い丸い物体がのぞいており、近づいてみると、水道メーターのような物体を発見した。布から引っ張り出してみると時計であることがわかり、最初は誰かが忘れたのかと思ったが、手に取ると時計の裏側が非常に熱く、ボタンを押すとライトが点滅していた。
明らかに怪しいと感じ、彼女は不安で手足が震えたそうだ。彼女のグループが「隠しカメラ付き偽時計」というキーワードでオンライン検索したところ、すぐにこの製品モデルが表示され、彼女は硬直してしまった。
この時計はバッテリー式で、ファイルを取得するにはケーブルが必要であるため、ストリーミング機能はないとのことだが、「他の場所で本当に見られないということを祈るしかありません」とチャウ・ブイは語った。
事件が発見した直後、チャウ・ブイはスタジオのオーナーと連携して防犯カメラを調べたところ、チームが到着する前に男性が映っているのを確認。スタジオの代表者とチャウ・ブイのチームは、事件を最寄りの区警察に通報した。
隠しカメラを設置した人物を正確に特定するため、チャウ・ブイのチームは「カメラ時計」を接続するための装置を購入し、画像を取り出した。
そこには、着替え中の自分の画像が非常に鮮明に記録されているのを見て、唖然として言葉を失ったとチャウ・ブイは語った。
チャウ・ブイの投稿はすぐにオンラインコミュニティの注目を集めた。コメント欄には、容疑者の行動への批判と、当局が厳正に対処することを望む声が多数寄せられた。
（情報ソース Thanh Niên）
